内科部長挨拶 - 医療法人金剛|ウェブサイト

松塩クリニック透析センター/内科部長 医師 曽根秀尚のご挨拶です
医師 曽根秀尚

歴史を大切に丁寧な医療を

内科部長を務めております曽根秀尚と申します。
卒爾ながら、このHPページにて簡単な自己紹介をさせていただきたく思います。

 私は昭和62年信州大学医学部を卒業し、国家試験合格ののち、第二内科医局に入局し研修医となりました。ゴッホのひまわりが安田生命に53億円で落札されるなど、バブル経済真っ只中という時代だったと記憶しております。
その2年後、丸子中央病院で研修中に、交通事故でひどい目に遭いましたが、何とか医療の現場に復帰することができました。

 平成9年、信州大学医学部で同期だった先生に松塩クリニック透析センターをご紹介いただき、以来20年余現在に至る当クリニックとのご縁が始まりました。
平成9年というと、奇しくも、山一證券を始めとして長銀、北海道拓殖銀行など、日本経済における数々の神話が崩壊した年でもあり、私の当院でのキャリアは、まさにバブルの崩壊とともに日本社会が新たな価値観を求め始めた年にスタートいたしました。

 当院、松塩クリニック透析センターは開業37年目を迎え、個人経営のクリニックとしては、県下でも比較的歴史の長いクリニックであると思います。
平成18年8月に、開業地から移転し、現在の施設のある村井町北(当時の地名は芳川)に引っ越してまいりました。
新事業所の2階部分には介護施設が開業し、当時は全国でも珍しい「介護施設併設の透析クリニック」となりました。

 水上院長は、松本市安曇村にて上高地、乗鞍、野麦峠といった山岳・林間地域一円の患者様の診療と透析治療に当たられ、辺地医療において一長の経験があります。
その先生が日ごろから痛感されていたのが、長期にわたる透析治療における患者様の大きな負担は通所通院にあるという点です。
そのため当院では、長年にわたり継続的に行う必要がある透析治療において、少しでも患者様の負担を減らすべく、早期より送迎サービスを導入し、通所困難となった患者様のためには介護施設併設により入居治療を行うという、当時では珍しい取り組みを実現してきました。
それが、長年続いてきた松塩クリニック透析センターの大きな特長となっていると感じております。

 今般では、信州大学医学部腎臓内科の先生方にも当クリニックでの診療にご参加頂いており、以前にも増してより広い視野で患者様の透析治療を行うことができる体制となっております。
クリニックがこれまで培ったものとこれから担うべき役割、それらをしっかり引き継ぎ、当院の事業を継続させていきたいと思います。

 創設昭和60年から続く松塩クリニック透析センターの歴史を大切に、今後も丁寧な医療を心がけ、スタッフ共々務めて参ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

当クリニックについて